Sep. 22 - Nov. 27, 2011 | 長島 有里枝 「 What I was supposed to see and what I saw 」 |
©Yurie Nagashima
2007年から撮り始めた花や植物に関連する約20作品の展示になります。その多くは、彼女がスイスでのアーティスト・レジデンシー・プログラムに参加した際に撮影されたものです。彼女の作品は、その距離の取り方や眼差しの注ぎ方から、花は花であるというより、顔をもった人々の姿を撮っていたのではないかというような印象を誘います。又、イギリス王立植物園”キューガーデン”を訪れ撮影した作品にある植物の「名札」は、植物の名前や学名を書き留めたものですが、ものを認識するために必要な名前への素朴な疑問、あるいは20世紀以降のアートにおけるコンセプチュアリズムを示唆しているようにも感じることができます。1973 | 東京生まれ |
1993 | Tokyo Urbanart #2 展 パルコ賞受賞 |
1995 | 武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業 |
1999 | California Institute of the Arts, USA, Master of Fine Arts 修了 |
2001 | 第26回木村伊兵衛写真賞受賞 |
2010 | 『背中の記憶』で第26回講談社エッセイ賞受賞 |
http://www.scaithebathhouse.com/ja/artists/yurie_nagashima/
( SCAI THE BATHHOUSE 内 )